こごと・たわごと・ひとりごと

№89 ほろ苦い茗荷(みょうが)

ある日、茗荷の旬っていつですか?という話題になりました。

年中流通されていますが、旬でいうと、7月から10月になるそうで、7月から8月に採れる茗荷を夏茗荷。9月から10月に採れる茗荷を秋茗荷とよばれています。

ショウガ科のショウガ属で生姜の仲間になるそうで、食用として栽培されているのは日本だけと言われています。

カリウムを多く含んでいるので、高血圧予防や、香り成分のアルファピネンが食欲を増進させたり、消化を促進させたり効果があるので、夏バテにも良いそうです。他にも辛味成分があり体の熱をとる効果があるので、風邪のひき始めに食べるのも良いとか・・。

茗荷の適量は1日に3~4個。

灰汁があるので、30秒ほど水に浸けると食べやすくなります。

むか~しむかし、お釈迦様の弟子に周梨槃特(しゅりはんどく)というお坊さんがいて、物覚えが悪く自分の名前も覚えられなかったそう。名前を書いた板を首から下げて、人に名前を聞かれたらその板を見せて名乗るほど。情けなくなった周梨槃特に「自身の愚かさを自覚しないでいる者が多い。愚かさを知ることは、とても大切なことだ」と慰め、一本のほうきを渡し「塵を払い、垢を除かん」の言葉をお授けになられたそう。それから毎日掃除をつづけた周梨槃特。悟りを開いてひたむきな精進を評価されたそう。亡くなった周梨槃特のお墓から生えてきた草を「茗荷」と名づけたそうな・・・。

茗荷をもらったので、そうめんのつゆに入れて頂きました!周梨槃特の話を思い出しながら・・ほろ苦く美味しかったです。

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