一般社団法人伊賀薬剤師会

コラム

コラム No.65 日焼け注意

日焼けを起こすのは紫外線が原因です。紫外線は皮膚の細胞に働いて、微量な障害を与えて炎症を起こす物質を作り、DNAに傷をつけます。

症状の現れ方は皮膚タイプにより異なります。紫外線量の多い時期に日光にあたる時間が長いと、皮膚が赤く炎症をおこす急性症状と、メラニン色素が皮膚表面に沈着する症状がおこります。皮膚が赤くなって痛みをともない、ひどい時は水泡ができます。海水浴で日焼け止めを塗らなかったときはこの症状が出やすいです。水泡ができたときは消炎剤やステロイド薬を使用する必要がでてきます。

天然、人工を問わず紫外線を受けることでDNAが損傷を受け、シミやそばかすを増やして皮膚を老化させたり、皮膚がんや白内障を誘発すると指摘されています。

日焼けしてしまったらどうしたらいいでしょうか。

・水泡ができてきたりヒリヒリ痛むときは、皮膚科を受診してください。

・すぐ行けないときや痛みはないときは、まず冷やしましょう。

そして、水分補給を心がけて、早めに布団に入りゆっくりと休みましょう。

メラニン色素を残さないためには。

・お肌の新陳代謝を活発にしてあげましょう。

・ビタミンA・C・E、カロチンを含む食物を意識して摂りましょう。緑黄色野菜、レモンやオレンジ、アボカドやナッツ類などおすすめです。

通常の日焼けは特別な治療は必要ありませんが、日焼け止めを有効に使い予防することが大切です。基本は焼かないこと。意識して生活してみましょう!!

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